初期導入コスト64%カット。ランニングコストもゼロ円に。ウィルス対策は自社で取り組め!

2007 5月 28日 - ケース・事例

こんにちは。菅です。

ほんのちょっと挑戦するだけで、2重のメリットを享受できることもあります。
コスト削減をしながら、自社のIT教育レベルを引き上げる。
そんな事例を紹介します。

社名や人名は伏せておりますが、この話は私が関わったホントの話です。
機材の金額についても端数を省いていますが実際の数値です。

あなたや、あなたの身の回りで思い当たるフシがないか?よく確認してみてください。

・・・・・・

それはあるソフトウェア導入の話がキカッケだった。

-インターネットのウィルス対策が個々のパソコンでバラバラ。
-もちろん管理もできてない。
-これは安全性に問題がある。

・・・通販業を営むI社は、自社のパソコンのウィルス対策一元化に乗り出した。
お客様のデータを個々のパソコンで扱うわけだから、ウィルス対策やスパイウェア対策は、社内全てのパソコンで揃っているほうが望ましいのだ。

たまたま、顧客データベース活用に関するコンサルティングで出入りしていた私は、I社の社長から提案見積をチェックしてほしいと頼まれた。
見積を出したところは大手システムインテグレータD社だ。

ウィルス対策ソフトの企業バージョンをインストールするらしいのだが、見積は至ってまとも。
ソフトウェア本体とインストール、設定費用の項目だけである。

【D社の提案見積書の概要】

・ウィルスバスター 企業向け版
 (ライセンス×13個)
・サーバ用ウィルス対策ソフトインストール費用
・ウィルス対策ソフトクライアント配信設定費用
・ウィルス対策ソフトインストール費用×12台
  合計金額 47万円  .

「とくに誤魔化しようもない見積内容ですからね。妥当だと思いますが・・・」
「そうか、ちょっとしたことでも結構お金かかるもんですねぇ。」
「社長がお望みなら、半額以下で済ませる方法がありますよ。どうしますか?」
「もちろん聞かせてください。どんな方法があるんですか?」
「まず、このソフトのインストールや設定をI社ご自身でやるんです。」
「難しくないんですか?」
「御社内でパソコンに詳しいKさんにやらせましょう。もちろん私がついて指導しますから。」

そもそも、I社が導入しようとしているウィルス対策ソフトは「専任担当者がいらない」「普段は事務職でも扱える」というのがウリのソフト。
インストールや設定にも1時間かからないし、個々のパソコンへのインストールも管理画面から一斉に行うことができる仕組みを持っている。

このウィルス対策ソフトは企業版もパッケージ製品として販売されている。
10ライセンス版と5ライセンス版がパッケージ版として発売されているので、それを利用すれば市価で購入できる。
自社で導入や設定を行うことになれば、D社を通して定価で購入する必要はない。

I社の場合、必要ライセンス数は13なので、15ライセンス購入すると、2ライセンス分余ってしまう。
しかし、それでもD社を通して正規価格で13ライセンス購入するよりも30%安く購入できる。

【修正後の見積書の概要】

・ウィルスバスター 企業向け版
 パッケージ版10ライセンス用 ×1パック
 パッケージ版5ライセンス用  ×1パック
・ソフトウェア指導費
(インストール、設定、日々の管理業務など)
  合計金額 16万円  .

簡単なことから自分達で取り組む。

そのメリットは、初期導入費用が31万円コストダウンできるだけではない。
パソコンに対する変な抵抗や偏見もなくなり、
自社専用のコンピュータ担当者も育成できることになる。

ソフトウェアの管理業務を業者にまかせることも可能だが、毎月それなりの保守費がかかる。
自社で思い切って取り組んでみるだけで、ランニングコストも0円。

業者に頼りきっていては、いつまでたっても依存状態を抜け出せない。
ICT利用率が高くなればなるほど、自社の大切な部分を他者に依存する事態となる。

そうなってくると毎年バカにできない程の費用が必要になってくる。
そうなる前にしっかりとした社内体制の確立を行なうべきだろう。

アウトソーシングもメリットはある。自社でやることもメリットはある。
どちらがよりメリットがあるのか?

リスク。 コスト。 メリット。

その見極めが、自立したICT活用への第一歩だ。

2007 5月 28日
菅 憲市